誰もいない休憩室に立っている従業員が、代償型セクシャル・ハラスメントに関する情報を伝えている上司の話に聞き入ってる。

代償型 (Quid Pro Quo) (続き)

脅迫を伴う要求はよくあるケースで、個人によるかかる行為への服従もしくは拒絶は、当該個人に影響を与えます。次のような場合が該当します。

  • 明示的もしくは黙示的に個人の雇用条件を形成する場合
  • その個人に影響する雇用上の決定の理由として用いられる場合

つまり、代償型セクシャル・ハラスメントとは、上司が職務上の地位を利用し、何らかの利益の代償として性的関係を求めたり、関係を拒否すると不利益な扱いを受けると脅迫するハラスメント行為です。